オワコンとは?わかりやすく解説
「オワコン」とは、住宅の庭や犬走り、建物まわりなどに使用される水を通すタイプのコンクリート舗装材です。正式には透水性を持ったポーラス系の土間コンクリートで、主に雑草・ぬかるみ・水たまり対策を目的として使われています。
普通の土間コンクリートを「雨水を表面で流す舗装」とするなら
オワコンは**「雨水を地面の下へ通す舗装」**と考えると分かりやすいでしょう。
オワコンの大きな特徴は「水を通す」こと
一般的な土間コンクリートは水をほとんど通さないため
雨水を側溝などへ流すための水勾配を考える必要があります。
一方、オワコンは材料内部に空隙があり
雨水を舗装面から下へ浸透させる構造になっています。
そのため、雨が降るたびに水たまりができる場所や
土がぬかるんで歩きにくくなる場所などに適しています。
雑草対策にも使える
オワコンは防草対策として開発された材料でもあります。
例えば、住宅の犬走りを土のままにしておくと
春から夏にかけて雑草が次々に生えてきます。
防草シート+砂利という方法もありますが
年月が経つと砂利が移動したり
土や埃がたまった部分から草が出たりする場合があります。
オワコンで地表を舗装すれば
土が露出する部分を大幅に減らせるため
草むしりの手間を軽減できます。
ただし、メーカー側も端部などからの
雑草を含め「完全に雑草が生えない」ことを
保証しているわけではありません。
施工方法も比較的シンプル
施工方法にも特徴があります。
材料を施工場所まで運び、トンボやレーキなどで敷き均し
その後、板などを使って締め固めて仕上げます。
一般的な土間コンクリートのようなツルツルした金ゴテ仕上げとは異なり、粒々とした自然な表面になります。
そのため、「玄関前を高級感のある土間コンクリートにしたい」という用途よりも、犬走りや建物裏などを低コストで実用的に仕上げたい場合に向いています。
どんな場所におすすめ?
オワコンは、特に犬走り・庭・建物裏・物置まわり・通路・空き地などとの相性が良い材料です。
例えば「家の裏側は普段ほとんど人が行かないけれど、毎年雑草だけは大量に生える」という場所があります。
ここへ高価な化粧舗装を施工するのは少しもったいない。一方で、土のままでは草むしりが必要です。
こうした場所にオワコンを施工すると、防草・排水・ぬかるみ対策を一度に考えられるわけです。
オワコンと普通の土間コンクリートの違い
簡単に言えば、見た目や強度、平滑性を重視するなら一般的な土間コンクリート、防草・透水性・施工性を重視するならオワコンという考え方が分かりやすいでしょう。
普通の土間コンクリートは玄関アプローチや駐車場など、人からよく見える場所に向いています。
一方、オワコンは犬走りや建物裏など、「見た目よりも雑草や水はけを何とかしたい」という場所で強みを発揮します。
なお、車が乗る場所については地盤状況を確認する必要があり、公式情報では50~100mm程度を地盤状況に応じて調整する考え方が示されています。
オワコンを一言で表現すると、
「水を通して、雑草とぬかるみを抑えるコンクリート舗装」
です。
砂利より動きにくく、一般的な土間コンクリートとは違って水を通す。この中間的な特徴がオワコンの大きな魅力です。
特に住宅の犬走り・庭・建物裏・通路などの防草対策として使いやすく、㎡単価については公開施工価格例で**5,000円/㎡~、駐車場用途では6,500円/㎡~**という価格が一つの参考になります。
